ナンシー先生に英検3級の面接試験でbecauseで話し始めるのがアリなのかナシなのか確認しました。インスタグラムで投稿を見る
なぜならライティング問題では減点の対象になる場合があるためです。以下、減点の対象になる場合とならない場合とご説明します。
1. 文頭に because を使える場合
文頭に because を使う場合、通常は副詞節(原因や理由を説明する節)を主文より先に置く構造になります。この形式は正しく、特にフォーマルな文書やスピーチで使われることがあります。
例文
- Because I was tired, I decided to go to bed early.
(疲れていたので、私は早く寝ることにしました。)
→ 副詞節 "Because I was tired" が主文 "I decided to go to bed early" の理由を説明しています。 - Because it was raining, we postponed the picnic.
(雨が降っていたので、私たちはピクニックを延期しました。)
→ 雨という理由を最初に強調する効果があります。
注意点
- 文頭に because を使う場合、理由を明確に強調したいときに便利です。
- カンマ(,)を主文の前に挿入するのが一般的です。
2. 文頭に because を使えない場合
because を文頭に使うことが不自然または文法的に正しくない場合もあります。以下のような状況で注意が必要です:
(1) 文が不完全になる場合
because は接続詞(conjunction)であり、独立した文を形成できません。主節(独立した文)と一緒に使う必要があります。
例文
✖ Because it was raining.
(誤:雨が降っていたから。)
→ この文は理由を示しているだけで、何が起こったのかが伝わりません。修正すると:
✔ Because it was raining, we stayed indoors.
(雨が降っていたので、私たちは屋内にいました。)
(2) 会話で誤用される場合
カジュアルな会話では、Because の後に単語だけを続ける形がよく見られます。これはフォーマルな場面では避けた方がよい表現です。
✖ Why didn’t you come to the party? – Because tired.
(誤:「なぜパーティに来なかったの? – 疲れてたから。」)
✔ Why didn’t you come to the party? – Because I was tired.
(「なぜパーティに来なかったの? – 疲れていたから。」)
3. 文頭に because を使う場合と使わない場合の選び方
文の流れやニュアンスを考慮して使い分けることが重要です。
文頭に使う場合
理由を強調したいとき、または理由が最初に来たほうが文が自然に感じられるとき。
- Because the train was delayed, I missed the meeting.
(電車が遅れたので、会議に遅れました。)
文中に使う場合
原因と結果が自然な流れでつながる場合。
- I missed the meeting because the train was delayed.
(電車が遅れたので、会議に遅れました。)
まとめ
文頭に because を使うことは正しいですが、理由と結果が一緒に示される完全な文にすることが必要です。ネイティブスピーカーの会話では、時々カジュアルに使われる省略形が見られるものの、フォーマルな文章では文法的な正確さを意識しましょう。使い分けを練習し、読み手に意図が伝わりやすい文章、会話を目指してください!そして英検3級程度の面接ならbecauseで話し始め主節が無くても不合格になることはないでしょう!