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オンライン英会話のデメリット

オンライン英会話だけでは絶対に英語力は伸びません。多少は伸びたとしても、かける時間と費用に対するパフォーマンスはかなり低いものになります。オンライン英会話ではフレーズごとの練習が多くなります。文法を習わずに英会話フレーズを暗記するだけでは、応用力が身につかず、会話が制限される点について、また文法を日本語で学ぶ方が効率的である理由について、詳しく解説いたします。


1. フレーズ暗記だけでは応用力が身につかない理由

フレーズを丸暗記する方法は、簡単に「使える表現」を覚えられるため、初心者やお子様には有用に思えるかもしれません。また、覚えたフレーズをお子様が言うと英語が上達したと親御さんは思いがちです。しかし、これは英語学習の限界にすぐに直面します。フレーズ暗記の最大の問題は、特定の状況や表現にのみ対応できるという点です。

例えば、「How are you?」というフレーズを覚えていると、誰かに「How’s it going?」や「How do you do?」と聞かれた時に混乱する可能性があります。暗記だけでは異なる表現や少し変わった文構造に対応できず、言い回しが少しでも変わると、意味やニュアンスが分からなくなってしまうのです。また、何かを伝えたい場合に、自分の頭にあるフレーズが適切でなければ、その状況に合った別の表現に置き換えることが難しくなります。これにより、「言いたいことが言えない」「会話の流れについていけない」というストレスを感じることが多くなります。

一方、文法の理解があれば、文の組み立て方や時制の使い分けなどが分かり、異なる表現や初めて見るフレーズにも柔軟に対応できるようになります。文法が基盤としてしっかり身についていれば、新しい単語やフレーズに触れた際にも「なぜその言い方をするのか」を理解しやすくなり、自然に応用力が高まります。これにより、学習した内容を単なる暗記としてではなく、言語の一部として活用できるようになるのです。


2. 文法を日本語で学ぶことの効率性

英語の文法を理解するには、日本語で学ぶ方が効率的であるという点についても見ていきましょう。特に、日本人の学習者にとっては、日本語での説明によって英語の文法構造やルールがより明確に理解できます。

(1) 文法用語の理解がしやすい

英語の文法は、日本語の文法と異なる点が多くあります。例えば、英語には「現在進行形」「仮定法」「完了形」など、日本語にはない独特な時制や構文が存在します。これらを英語で理解しようとすると、専門的な文法用語を英語で覚える必要があり、かえって学習の負担が増してしまいます。一方、日本語で文法用語を学ぶと、英語特有の構文や文法に対する理解が深まりやすくなります。これにより、学習効率が上がり、短期間で効果的に理解できるのです。

(2) 文法構造の比較がしやすい

また、日本語と英語の文法構造の違いを日本語で学ぶと、両言語の違いが一層明確になります。たとえば、英語では主語と動詞が基本的に必要ですが、日本語では省略できることが多いです。こうした違いを理解するには、日本語で比較しながら説明を受ける方が、英語の構造がどのように日本語と異なるかがわかりやすいのです。こうして、日本語と英語の違いを明確に意識しながら学習を進めることで、文法構造の理解が深まり、英語の文法に基づいて適切な表現を組み立てられるようになります。

(3) ニュアンスの説明が的確に伝わる

文法には単なるルール以上に、微妙なニュアンスや意味の違いが含まれています。たとえば、英語には「現在完了形」と「過去形」があり、日本語には一対一で対応する形が存在しないため、理解しづらい部分です。「I have eaten」と「I ate」の違いは、文法を正確に理解しないと、文脈に応じた適切な使い分けができません。このような違いは、日本語でニュアンスや使用例を交えながら学習する方が理解しやすく、学習者にとっても自分の言葉で説明を受けた方が納得感が増すのです。


3. 文法理解が英会話力を支える基盤になる

文法をしっかり学ぶと、会話のスキルがより強固なものになります。文法は言語の「骨組み」にあたるため、その理解がなければ、会話は短いフレーズや単語の羅列にとどまってしまいがちです。例えば、「I am playing」と「I will play」や「I have played」では、同じ動詞でも異なる意味合いや時間の流れを示します。文法を理解していれば、自分がどのタイミングで話しているのか、話題の状況を的確に伝えられるようになります。

さらに、文法を理解していると、相手の発言の意図もより深く読み取ることができ、より自然な反応が返せるようになります。これにより、応答やリアクションがスムーズになり、会話にリズムが生まれやすくなります。会話のキャッチボールがうまくいけば、相手に伝えたい内容も正確に伝わり、会話自体を楽しむ余裕が生まれるでしょう。


4. オンライン英会話の問題点

オンライン英会話では、対面でのコミュニケーションと比べて、学習者と講師の間に様々な制約があります。インターネットを介しているため、音声や映像の遅延、画質や音質の低下といった問題が発生することがあります。これにより、会話のテンポが乱れたり、発音やイントネーションが正確に伝わらなかったりするため、自然な会話の流れが妨げられることがあります。また、微妙な表情やジェスチャーが伝わりにくく、コミュニケーションに齟齬が生じやすいです。特に初心者にとっては、これらの不安定さが原因で緊張や戸惑いを感じることが多く、学習効果の低下につながります。

5. 講師の質のばらつき

オンライン英会話サービスは多様化しており、各サービスで提供される講師の質には大きな違いがあります。一部の講師は資格や経験が豊富ですが、他の講師は言語能力はあるものの、教える技術や指導経験が不足している場合もあります。講師の質が安定していないと、学習の成果が不安定になりがちで、特に初心者にとっては適切なサポートが得られないことが大きな問題です。サービスを選ぶ際には、講師の選別基準や指導内容についての確認が重要ですが、利用者が自分で講師を選べない場合、質の低い授業を受けざるを得ないケースもあります。特に、英語が第一言語でない英語講師の場合、正しい英語表現を知らなかったり、文法を講師が間違っているケースもよくあります。オンライン英会話をするなら絶対にネイティブンの講師を選びましょう。

6. モチベーションの維持が難しい

オンライン学習は自由度が高いため、学習者自身がモチベーションを維持することが難しくなりがちです。特に、オンライン英会話は一対一のレッスンが主流であり、クラスメイトやライバルがいないことが多いため、競争心や刺激が少なくなります。その結果、学習意欲が薄れてしまう可能性が高くなります。加えて、進歩を感じにくい場合には挫折感を抱きやすく、目標達成への道のりが遠く感じることも少なくありません。特に子供たちは、集中できず、言われたことをそのまま復唱するだけになり、ただただ我慢の時間となってしまいがちです。

7. 継続した学習が難しく進捗状況が測れない

オンライン英会話では、同一講師による対面の授業と異なり、進捗や学習の成果を客観的に評価することが難しい場合があります。毎回、講師は生徒がどの程度の英語レベル、何が不足しているか、何が必要なのか理解しなくてはなりません。(多くの場合、理解しようともしませんが。)オンライン英会話サービスの多くは、フレーズのみの会話中心のレッスン形式で、定期的なテストや評価が設けられていないことが多いです。そのため、学習者自身が成長を感じにくく、学習効果を実感できないことがあります。特に目に見える成果がないと、モチベーションが低下しやすく、継続的な学習が難しくなることも少なくありません。


天白スーパーキッズで英語力を伸ばそう

「天白スーパーキッズ」では、日本語講師がサポートする文法や単語力の向上と、ネイティブ講師ナンシー先生との直接対話を組み合わせることで、子どもたちが効率よく英語を学ぶことができる仕組みが整っています。

まず、日本語講師による文法や語彙の指導により、子どもたちは英語の基本的なルールや単語の使い方を日本語でしっかり理解することができます。これにより、文法や単語のニュアンスが日本語で学べるため、基礎がしっかり固まり、自信を持って次の段階に進むことができます。

その上で、ネイティブのナンシー先生との英会話レッスンを通じて、実践的な英語力を鍛えていきます。ナンシー先生との直接対話により、学んだ文法や単語を自然に使いこなす練習ができ、英語でのコミュニケーション力がどんどん伸びていきます。ネイティブとの会話は、発音やイントネーションを身につけるうえでも大変効果的で、自然な英語表現を学ぶことにもつながります。

こうした両方の学習方法を組み合わせることで、天白スーパーキッズではバランスの良い英語教育が提供されており、子どもたちが楽しみながら英語を習得できる理想的な環境が整っています。

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