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サイドステップジャンプ

サッカー好きな方は知らない人はいないであろうクリスチャーノロナウド。

そんな彼の身体能力を極限までテストした特集があったのでそれをご覧頂きたい。英語なので私も辞書を片手に調べたり英語が得意な友人にわからないところを聞きながら見た。

特筆すべきは、彼の筋バランスだと思う。彼はふくらはぎの筋肉は余り発達しておらず、太ももの筋肉の発達が著しいのだ。このことは何を意味するのか。かなりハードなトレーニングをこなすことで有名なクリロナのふくらはぎの筋肉が肥大化していないという事は、すなわち足首を使用していないと考えられる。

通常、スプリント競技では足首は固定する役割で、太ももの筋肉のエネルギーを伝える役割である。クリロナもそれを忠実に再現しているのだろう。

また、100メートル走スペインチャンピオンと25メートルを競争すると負けてしまうが、(当たり前ではあるが)ジグザグに走るスラロームではクリロナが勝ってしまう。これは彼の減速、加速、切り返し動作の早さを表している。まず減速するときのバランスだが、重心が正中線よりずれているため流れないのだ。また姿勢が股関節、ひざ関節をしっかりと曲げ重心を低くしているのも効率よく減速できている要素だ。

猛スピードで走って来る体を受け止めるだけの筋力も必要になって来る。この練習に最適なのはアジリティトレーニングだろう。アジリティトレーニングはサッカーやバスケの選手がよく行うダッシュして切り返しと反復横跳びに似たトレーニングだ。

これはサッカー、バスケに限らず野球やボクシングなどすべてのスポーツに必要なレーニングだ。

アジリティトレーニングをさらに細分化すると切り返しの前の減速動作が必要だ。意識する点はしっかりと止まれるかどうか。

有効なのはジャンピングサイドステップだ。

ジャンプをするのが目的ではない。着地して自分の体をしっかり止める事が出来るのかどうか。そのスキルをつけるトレーニングだ。

アジリティトレーニングの効果を高めるためにもぜひ行ってもらいたい。

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